2026年1月1日 主イエス命名日(元旦礼拝)
![]() |
| DUCCIO di Buoninsegna,Appearance Behind Locked Doors.1308-11,Museo dell'Opera del Duomo, Siena |
初詣は日本の良き祈りです。無病息災、商売繁盛、合格祈願、交通安全、夫婦円満…。四文字熟語がたくさん出てきますが、聖書でそれは全て「平和」です。イエスさまも話されたヘブライ語で「シャローム」です。
シャロームは人間のあらゆる幸せを含んでいます。 ①戦争がない平和(イザヤ48:18)、 ②「父は元気か」と尋ねるような「健康」(創43:7)、 ③長寿(箴言3:2)、 ④経済的な豊かさもです(37:11)。
⑤そして何より神さまとの関係にある心の平安「私はあなたがたに平和を与える」(ヨハネ14:27)。パウロは「キリストは私たちの平和」と言いますからほとんど「救い」の意味です。(エフェソ2:14)。そして復活の主は「平和があるように」と祝福しました。
そのような私たちが必要とし、また望むことを全て満たすシャローム(平和)を実際に与えるのが「祝福する」行為です。現実を変える、一種の魔法の言葉です。民数記では祭司が民に冒頭の言葉をもって祝福すると、現実がそう変わります。
聖餐式の最後に司祭が行う「祝祷」も祝福です。「主の平和」と互いに交わす言葉もただの「挨拶」ではなく、実際に祝福をもって互いを変化させる行為です。聖別のように、その言葉を祈ることで実際にその内容が実現します。「主イエス・キリストの体と血」に変化するようにです。
「主の平和」を信じ、お互いの一年に祝福を、幸せを、平和を与え合いましょう。
そして今年一年の間、どんなに苦しくて悲しくて、不安で怖くなっても、「主の平和」と自分の人生を祝福し続け、そして実際にそのように変えて頂きましょう。祝福の言葉をとおして、主ご自身が現実を変えてくださいます。
「主の平和、主の健康、主の長寿、主の豊かさ・・・」
「シャローム !!」

