2026年5月30日 三位一体主日
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| ステンドグラス. The church of St-Etienne du Mont in Paris. |
礼拝中にこちらを向いて祈っておられる皆さんを見ると厳かな気持ちになります。「あなたと神さまの大切な交わりに、邪魔はしません、私も入らせてください。」
三位一体は机上の空論ではありません。祈りの道です。神の愛に変えられていく生活です。それが信徒が唱えることが許されているこの祝祷に現れています。日々、十字を切り、自分たちを祝祷し、父子聖霊の交わりに入れて頂きましょう。
まず「主イエスキリストの恵み」が出発点です。何か良いことを成す前に、悪いままのあなたのために、主は命を捨てられた。そして復活してあなたを生かす。全ては神の無償の恵みです。このお方を受け容れ、愛し、「イエスさま…」と語りかけ、「あなたと私」の人格関係を持つ。それが祈りの初めです。
しかしここで終わってしまえばそれは「天におられる私たちの父にいのりなさい」と教えたイエスさまの願いに反します。主はご自分を通して、ご自分と共に、ご自分が祈りかけている父に、私たちもまた祈って欲しいのです。その交わりに入って生かされて欲しいのです。
それが「(父なる)神の愛」です。
一方で、イエスさまは深く父なる神を愛しました。常に父との親密な関係にありました。父に祈り、父に聴き、父に頼り、父の愛を教え、父のご意志を受け容れ、十字架に至るまで父の期待を生きられました。「アッバ父よ」と呼ぶ聖霊は、この愛の交わりに私たちを入れます。
他方で、父も子としてのイエスさまを愛しました。洗礼で、変容で、祈りの中で、そして復活を通して、み子を愛しました。そして父が子を愛するこの愛で、父は私たちを「神の子」として愛してくださいます。
この父と子の愛に私たちを入れるのが「聖霊の交わり」です。聖霊は①私たち一人一人の魂と交わり、②私たちをイエスさまと霊的に一体にし、③父と子の交わりに入れます。子と共に、父に愛され、父を愛す祈りの交わりです。
そして父と子の交わりに生かされて、父と子が愛する他の兄弟姉妹と愛し合うとき、私たちは④聖霊の交わりとして世に神を表します。
祝祷の内にイエスさまの招きを聞こう。「私と共に、私が愛する父との交わりに入ろう。そしてこの世に示そう、聖霊の交わりを。」

