2026年5月10日 復活節第6主日「弟子たちが羨ましい。もしもイエスさまと寝食を共にし、教えを聞き、奇跡を見たら、もっと信仰深くなるのに」と思う時があります。
しかしイエスさまは約束されました。「父はもう一人の弁護者を遣わして永遠にあなた方と一緒にいるようにしてくださる」。この「もう一人の」が恵みです。別のお方だからこそ、イエスさまの時代とは別の今の私たちに来られるからです。
一方で、主イエスさまは実際に、歴史的に、私たちの心の外に実在した人物です。その死と復活による救いは人が願望的に想像したものではなく、歴史的事実です。そして主は復活後、昇天しました。その体は天に、この世の場所ではない、父の領域に入りました。だから私たちは終わりの日までイエスさまに肉体的には会うことができません。
他方この「もう一人の弁護者」は歴史と肉体を超えた永遠の目に見えないお方です。聖霊は2千年の歴史を超え、別の時代の「今ここに」生きている私たちの内に霊的に来ます。肉体を超えて「永遠に一緒にいて」、私たちを天のキリストと一体にしてくださるのです。
「弁護者」は原典で「傍らに呼ばれた者」です。聖霊です。ぜひ、傍らに呼びましょう。そうすればイエスさまの肉体的不在にあって、このお方が霊的に心に入り「私たちの信仰を真理によって強め」ます。そして神を理解しないこの世にあって、霊的に私たちの心の内にいて、慰め、励まし、守り、主イエスさまを証しする勇気をくださいます。
ただし条件があります。それは「私を愛し、私の愛の戒めを守る」こと。(14:15,21)イエスさまを愛し、誰にも力を振るわず、謙虚に互いを大切にする時にだけ弁護者は来ます。弁護者は「あなたと共にいる」という神の愛の霊だからです。
そして私たちが聖餐式で「心を神に」と天を仰いで呼ぶ時、弁護者は傍らに降って来て、パンと葡萄酒をイエスさまの体と血にします。そして陪餐者を天のイエスさまに結び合わせ、教会を一つの体とし「聖霊を満たし」ます。
そして派遣によって日常生活へと時と場所を超えて、いつでもどこでも誰といても、主イエスさまと霊的に結び合わせてくださるのです。
「違う時代でも、どんなに天が遠くても大丈夫。聖霊なる私が霊的にあなたの内に来て、主と結び合わす。だから、私を呼びなさない。」
