2026年6月28日聖霊降臨後第5主日(特8)聖餐式
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| Michele Rocca (Parma c.1666-c.1751 Venice?) | David and Bathsheba |
結婚指輪とは本来、自分が結婚していることを周りに表明するためのものではありません。そうではなく、伴侶が生涯を通して自分を愛すると誓ってくれた誓約の印です。
聖書の神は誓約の神です。詩89編は神の民に対する「慈しみと、まこと(誠)」を賛美します。主なる神は民を選んで永遠に慈しむと誓い、その誓いにまことを尽くします。(詩編97:1,2)「慈しみ」は優しい感情ではなく相手の性質に関係なく愛する愛です。たとえ罪深くても、裏切られても、愛する愛です。そしてその愛を完遂するのが「まこと」、誠実、忠誠、忠実、真実です。
神は何度も慈しむ誓約を誓いました。ノアに対してはもう滅ぼさないと誓い、アブラムには全人類の祝福の源にすると誓い、モーセには、民全体と子孫に慈しみを示すと誓いました。(十戒は応答です。)
そして、罪を犯したのに、ダビデには「永遠の王座継承」を誓いました。詩編89はダビデ契約を讃える戴冠式の歌です。聖書的な理想の王とは、トランプ大統領のように力を振るう独裁者ではなく、その統治によって神の慈しみと正義を民に知らせる神の道具です。「神はこの王を通して、永遠の慈しみと正義を表してくださる」と。
その後のダビデ王朝は偶像礼拝の結果、滅びました。しかし神はそれでも誓約を破りません。その王座は28代後のイエスさまによって受け継がれました。王なるメシア、イエスさまです。民の罪を受けて死ぬことで罪を滅ぼして勝利し、復活・昇天して天の王座から慈しみと正義で支配し始められました。
神の民イスラエルとは王なるイエスさまを信じる人たちです。現代の軍事国家のことではありません。
イエスさまの内に神さまが誓った「新しい契約」。それは十字架による罪の赦しと、聖霊による新しい命です。「あなたがどれだけ失敗しても、裏切っても、離れて行っても、私があなたの罪を被ってあなたを赦す。そして聖霊によってあなたを新しく生かす。そう約束する」と。
何千年も民の歴史を貫いてきた神の慈しみとまことは、今も変わらず私たちの人生を貫きます。どんな人間でも、どんな人生でも、どんな教会でも、神は慈しみ続けます。
「新しい契約の血」を飲む時、ダビデ契約から続く主のまことを喜び、安心します。「主よ、あなたは私たちを慈しむと誓い、十字架と復活でそのまことを示されました。私たちは喜んであなたの誓約に入ります。ハレルヤ!誓約の主に感謝!」
伴侶のまことにも感謝をし、自分もまことを尽くしたいと思います。

