「神が合わせてくださっものを、人は離してはならない。 」 マルコ福音書10章9節 (特定22)

2015/10/04

 これは離婚した者に対して「お前はダメだ」と断罪する言葉ではありません。イエス様は離婚が本人と子供の人格に残す痛みと傷を知るからこそ、こう言われたのです。
 時代は男だけが勝手に女を離縁した聖書時代。論敵はイエスを罠にはめたい。場所は、弟を離婚させてまでその妻を自分のものにしたヘロデ王の領地。王の悪を批判したかどで洗礼者ヨハネは処刑されています。一言でも口が滑ればイエスの首が飛ぶのです。
 そこで敵は離婚の根拠を問います。「離縁状があれば良い」という律法の抜け穴も提示します。しかしイエスの反撃は、結婚の聖なる根拠を宣言します。創造主なる神が人を結びあわせたのだから、人は離すな、と。
 人はその欠点ゆえに離婚し互いを傷つけます。しかしその欠点は結婚の尊さや離婚の重さを変えません。なぜならあなたではなく神が、司祭のストールのように、あなたを相手と一体に結びあわせたからです。ちょうどイエスとあなたは一体のように。
 離婚の痛みと結婚の祝福は、両方イエス様の胸の内にあります。罪は悔い改めればよい。神は赦しと祝福をあなたに授けたいのです。

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聖公会京都教区の司祭です。大津聖マリア教会勤務です。うつ当事者として自助グループ「マ・カタリーナ」の世話人もしています。リンクをご覧ください。

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