聖霊の風になれ「激しい風が吹いて来る」使2:2 (A年聖霊降臨日)

2020/05/28


聖霊降臨日
「聖霊降臨日」イーラ・トーマス

神さまの強風

「激しい風が吹いて来る」使2:2

霊性、スピリチュアリティとは何か。まずもって個人の祈りだ。だがこのコロナ自粛では、個々の祈りの限界と、共同体の必要性を痛感した。奇しくも私たちは、礼拝共同体を聖霊降臨日に再開する。

マリアを中心に集まった使徒らは、昇天したイエスさまが天から地に吹き込む「力」を待ち続けていた。(使1:8) すると「突然、激しい風が吹いて来る」音が天から聞こえ、祈りの家に響いた。神の「息吹」が吹き荒れて教会共同体が生まれた。そして炎の舌が個々に降り、福音が語り始められたのだ。

クリスチャンの霊性は「強風の霊性」だ。強風は大気中のガスを吹き飛ばし、古い枝を落とし、山を美しくする。同じように、神の息は心の罪を吹き飛ばし、過去の咎めを落として、心を美しくする。

この神の強風は管理できない。クリスチャンの霊性は一人で良い気分に浸って終わらない。神の強風は自我を吹き抜けて私たちを変え、赦しを与える道具にする。聖霊は人を変え、世を変える力だ。

そして私たちの聖霊降臨は礼拝だ。神の息吹が祈りの家を吹き抜け、罪を吹き飛ばし、私たちを自我から揺すり出し、力の限り聖歌を歌わせる。そうして私たちは父を讃えるキリストの口や手足になる。

「わたしの赦しの風に吹かれ、まずあなたが変わりなさい。そして人にも世界にも赦しの風を通しなさい。わたしの創った人間が、もう一度美しくなるように。」



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聖公会京都教区の司祭です。大津聖マリア教会勤務です。うつ当事者として自助グループ「マ・カタリーナ」の世話人もしています。リンクをご覧ください。

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