How Dare You! -- 恥を知れ
「破滅に心を痛めることがない」 (アモス6:7)
イエスの声を聞いた気がした。国連気候サミットで、涙ながらに怒りの演説をした16歳のグレタさん。今私たち大人は、経済的繁栄を気候正義に優先させて、未来の子どもたちに地球温暖化による破滅を押し付けている。「あなたがたは、恥を知れ!」私は、まさに恥ずかしながら初めて環境問題を自分の信仰の課題として受け取った。創造論や責任論としてではなく、純粋に自分の子どもたちを愛するか裏切るかの生き方の選択として。
アモスは告げた。北王国は繁栄を貧しい者と分け合わなかったから破滅した。「ヨセフの破滅に心を痛めることがない。それゆえ彼らは捕囚の列の先頭を行く。」ヨセフとは苦しむ同胞のことだ。
「金持ちとラザロ」でもイエスは選択を迫る。あなたは貧しい者の声を聞き、豊かさを分かち合うか。(ルカ16:19-)門の外では皮膚病に苦しむラザロが物乞いをしている。だが門の内の金持ちは声を聞かず分かち合わない。だから死後は金持ちは地獄に、ラザロは神の懐で平安に抱かれ、二人の間には深い淵が開く。死んでからではもう遅い。
貧しい人の声を聞きたくないのは、富や自分を分かち合いたくないからだ。しかし分かち合わない者は神の声を聞けず、復活したラザロやイエスが目の前に現れて語りかけても、何も聞こえない。
「貧しいわたしの声を聞き取りなさい。未来の子どもと、わたしが与える命を分かち合いなさい。」