うれし泣き --「民は皆、律法の言葉を聞いて泣いていた」ネヘ 8:9 (C年顕現後第三主日)

2019/01/27


うれし泣き

「民は皆、律法の言葉を聞いて泣いていた」 (ネヘミヤ 8:9)


 礼拝で、主の存在に触れると、泣いてしまうことがある。故意の感動は嫌いだ。だが聖書のみ言葉で自分たちが主に受け容れられ、長い間の願いが今、自分たちに成就されると知ると、泣いてしまう。礼拝では、大人も存分に泣いていい。 
 礼拝で、捕囚からエルサレムに帰った民は皆、「律法の言葉を聞いて泣いていた。」それは今までの罪を嘆く涙であり、同時に「力の源」として自分たちを生かす主の声を、今再び聞く喜びの涙だった。願い求めた主との再度の契りが今自分たちに成就している。そのうれし泣きだ。
 礼拝で、イエスさまはイザヤ61:1「主の霊がわたしの上におられる」を読み、「この言葉は聞いているあなたに今、成就した」と宣言された。主が約束し、民が待ち続けて来た伝説の救い主は、今あなたの目の前にいる、わたしだ。
 礼拝で、聞き手は決断を迫られる。神の成就を今、受け入れるか拒絶するか。受け入れた人に主は、十字架と復活による解放を与えられる。
 礼拝で、神の存在に遭遇する私たちに、救いが成就する。うれし泣きするほどの喜びは私たちを変革し、私たちは人となった神キリストの地上の手足となる。うれし泣きしてしまうような成就の聖餐式。それが主イエスの聖書の読み方だ。

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