「そんな冷たいこと言わないで」 と思います。私たちも、愛する人が死んで、火葬する扉が今閉まろうとする時、体にすがりつきたくなります。まして人知を超え、死から復活した愛する人が目の前にいるなら、、、。「もう絶対離さない」とマリアは力一杯すがりきました。 しかし復活した主イエスはこう命じられます。「体にすがりつかず、わたしの兄妹に伝えてくれ。わたしは、あなたとわたしの父、あなたとわたしの同じ神へと上る、そして今度は体の限界を超えて、いつもどこでもあなたの心に息吹く聖霊として帰ってくるから、と。」
体は大切です。復活は魂だけのケチな救いではなく、体ごとの救いです。しかしイエスさまは体にすがりつくよりもっと深くもっと親密な、霊的な存在として私たちの内に帰って来られました。それが聖霊です。
イエスさまは父のみ胸に上り、私たちの兄となり、私たちを兄妹としてくださったのです。そして私たちの内で霊的な呼吸となり、私たちをこの世に遣わされるのです。
自力ですがりつくのをよした時、イエスは私たちの霊的な呼吸になられます。新しい命と新しい人生を吹き込まれるのです。
