「夜昼、寝起きしているうちに」マルコ福音書4章27節 (特定6)

2015/06/14

 恥ずかしながら、子供に言われてやっと眠る前の祈りを初めました。絵本のあとに手を合わせます。「今日一日をありがとうございました。どうか寝ている間、こわい夢と鬼と悪者から守ってくださって、明日元気に遊べますように。」夜のしじまにそう祈れば、心の緊張は神さまの胸の内に溶け、眠り始めます。
 祈らなければ、言葉で言い表せない不安が募ってきます。そんな不安症の伝道者の私に、イエスさまは譬えで安心を語って与えて下さいます。自分の働きの少なさに焦る時、教会の行く末を案じる時、自分の心が霊的に眠ってしまっている時でさえ、「安心しなさい」と。
 「お前が眠る間も、起きている間も、わたしは働いている。神の国を育てている。安心しろ。お前が働いているのではない。わたしが働いているのだ。だから今夜はわたしに全てを任して、安心して眠りなさい。また明日だ。」神の国とは、安心しきって眠りに入る子どもの様な、絶対の信頼関係です。
 どこまで行っても行かなくとも、からし菜畑は一面の黄色、一面の恵み。わたしたちはその中で遊ぶ神の子供達です。主イエスの恵みの陰に巣を作り、夜には安心して眠りに入り、朝に起きては喜び歌う空の鳥達なのです。

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聖公会京都教区の司祭です。大津聖マリア教会勤務です。うつ当事者として自助グループ「マ・カタリーナ」の世話人もしています。リンクをご覧ください。

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