言は肉となり、、、。 ヨハネ福音書第1章14節 (B年降誕後第1主日)

2014/12/28


 言は肉となり、、、。
 世間のクリスマスは24日のケーキで終わります。しかし私達は24日から12日間、元旦の命名日を経て、1月6日の顕現日までゆっくりと祝わいます。まるで「神が人となった恵みは一夜じゃ分からないないよ。ゆっくり祈って、聖餐に与って、あなたの肉体で日々実感しなさい」というようです。
 ヨハネ福音書は、クリスマスの神を「言(ことば)」と表現しました。キリストは、ことばだ。神は「あなたに語りかける存在だ」という意味でしょう。
 私達信仰者にとって一番辛いのは、神さまを近くに感じない日々です。聖書も説教も、聖餐の祈りもまるで右から左。今生きている自分とは何の関係もなく感じ、神からの孤独に追いやられる時です。
 しかし、わたしたちがどれだけ感じることができなくても、神さまは「肉体となって」あなたにご自身の存在を感じさせたい、と願っておられます。神さまは決して「ああ、神さま」と祈る私達を、雲の上から座って見ているだけの存在ではないのです。
 それどころか神は肉体となり、私達と同じ肉体を持ち、私達の肉体を通して、今ここでご自身の存在を感じさせたいと欲っしおられます。そのための聖餐式です。「わたしはここにいる。あなたの肉体と同じくらいに近くにいる。弱くて脆くて、いずれは死なねばならない肉体。でも時には人の愛を、生きる喜びを感じる肉体。そんなあなたの肉体の中に必ずわたしはいる。病むときも死ぬときも、必ずあなたの横にいて、必ずあなたの肉体を復活させる。そして復活の体で一緒に聖餐を喜ぼう。だから今日、あなたの肉体で、わたしの存在を感じて欲しい」と。

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