信頼を置かれて「しかし信仰が現れたので」ガラテヤ3:25 (降誕後第一主日)

2019/12/28

アッバ ゲッセマネ ピスティス 信仰 信頼 神の子



 
 インマヌエル、メシア、言、などの呼び名は聞くが、ここでパウロはイエスさまを「信仰」と呼ぶ。それが神とアブラハムの子らの歴史に現れた、と。
 この「信仰」と訳された「ピスティス」は「誠実、忠誠、信頼」という意味だ。「私がキリストを信じる信仰」よりも先に、神がアブラハムの子らへの祝福の約束を果たされた。人が信じるより先に、神が人を信じた。その現れがナザレのイエスだ。 
 まず、父なる神はみ子イエスに完全な信頼を置かれた。民の罪を自ら受けて滅ぼし、全ての人を神の子にする使命を忠実に果たしてくれると。
 また、み子イエスさまは父の信頼をひしひしと感じていた。神でありつつ、弱さを持つ一人の人間としてその信頼に懸命に応えられた。十字架の死に至るまで忠実に生き抜かれた。「アッバ父よ、この杯を飲まねばならないなら、御心のままに」とゲッセマネで父に祈られたように。父はみ子の応答を良しとして復活させられた。神と人が互いに相手に置く信頼の絆、それが神の子供の資格だ。 
 そして父とイエスさまは、あなたにも信頼を置く。あなたが共に、神が愛する教会の使命を忠実に果たしてくれると信じて。わたしたちは神に信頼を置かれ、教会を信じ、人を愛し、神に仕える。
 不安なときこそ主は語る。「父がわたしに置いた信頼を、わたしはあなたに置く。わたしに忠実に応えて欲しい。大丈夫、わたしが一緒だから。」

このブログを検索

そのほかのメッセージ

ラベル

復活 十字架 神の愛 聖餐式 イエス 信仰 受肉 祈り 三位一体 神の国 聖霊 アッバ 癒し 赦し キリスト 委ねる 悔い改め 救い 自分らしさ アブラハム クリスマス ゲセマネ 勝利 召命 変容 恵み 悪霊 教会 昇天 神の子 羊飼い 解放 ぶどう園 インマヌエル ゲッセマネ 兄弟姉妹 喜び 大祭司 奇跡 嫉妬 子ども 弱さ 忍耐 悔い改め、荒れ野 悪魔 感謝 放蕩息子 洗礼 洗礼者ヨハネ 神の支配 行い 過ぎ越し 陪餐 うつ かみのくに からし種 み名 み心 アダム イスラエル エリヤ ガリラヤ サマリア人 ザアカイ スキャンダル タラントン タリタクム トマス パン裂き ピスティス ペテロ ペトロ マリア マルタ メシア ヤイロ ユダ ユーカリスト ラザロ 不安 不正な管理人 主の祈り 今ここに 伝道 信頼 偶像 共感 再創造 再臨 出エジプト 創造主 十戒 受難 境界線 天国 奉仕 奉献 婚宴 宣教 希望 平安 律法学者 従順 忠誠 憐れみ 懺悔 成就 戒め、山上の説教 承認欲求 招き 新しい創造 最後の晩餐 栄光 楽園 権威 歴史 毒麦の譬え 洗足式 灰の水曜日 無力 父、三位一体 独り子 生きる意味 疑い 病い 真理 礼拝 祝福 神の家 神の言葉 神殿 祭司 種蒔き 絶望 聖書 自己肯定 自由 苦難の僕 裁き 見失った羊 覚悟 親密さ 観想 記憶 誓約 誘惑 譬え 貧しい人 貧しい人、共有、復活 賜物 賢明さ 迫害 追放 重荷 障害 静けさ 食卓

自己紹介

自分の写真
大津市, 滋賀県, Japan
聖公会京都教区の司祭です。大津聖マリア教会勤務です。うつ当事者として自助グループ「マ・カタリーナ」の世話人もしています。リンクをご覧ください。

日本聖公会京都教区 大津聖マリア教会

Wikipedia

検索結果

コメント

名前

メール *

メッセージ *

Tags

QooQ